ガキの使い裁判

出演者・スタッフらの、日頃の行いのあさましさや理不尽さを裁判形式で暴き出す。

裁判長はスタッフの代表が担当。検事は浜田(浜田が被告や弁護人の時は遠藤または田中)、陪審員は松本、山崎、ココリコ。陪審員達は入廷の際、怒りに満ちた表情をデフォルメした顔芸をしながら登場する。他に証人としてスタッフやゲストが参加する。収録形式は、以前は被告人がガキメンバーの場合は公開収録、スタッフの場合は非公開収録となっていたが、2008年の「山崎邦正コソ泥裁判」以降はすべて非公開収録となっている。

罪状は過去のVTRや再現イラスト(画・安居院一展)によって暴き出され、検事と陪審員はそれを基に被告を追い詰めていく。そして陪審員の裁定により、有罪となった被告人は刑(罰ゲーム)を受ける。判決と刑の内容は、陪審員の松本(「おちょこ松本人志セコセコ裁判」では裁判長の菅賢治)が発表する。なお、被告に弁護人は付かない(被告自身が弁護をする。ただし例外として「西川きよししんどいわ裁判」で浜田が弁護人となった)ため、過去に無罪となった例は一度もない。むしろそれ以前の問題で、暴かれる罪状は弁明の余地がないものがほとんどであり、また検事らの尋問に対する被告人の釈明も、屁理屈をこねる、開き直る、逆ギレするなど反省のカケラもない見苦しいものであるため、無罪にし難いものがある。そのため、裁判の体裁を取ってはいるが無罪を勝ち取る事は事実上不可能な上、被告人はこの企画に掛けられた時点で有罪になる事が決まっているも同然のため、絶対に罰ゲームを受けなければならないと言える。被告となった回数はヘイポーと浜田が5回で最多。再現イラストの声は松本の回では山口智充が松本の声を担当した。また、ヘイポーうすっぺら裁判では全ての回で当時日本テレビエンタープライズ所属だったディレクターの平島泰典がヘイポーの声を担当した。

過去の裁判及び判決

放送日タイトル判決裁判長備考
1998年9月6日大沼朗裕ドケチ裁判(第1回)原宿表参道でジェニジェニダンス菅賢治判決時は、ジェニジェニダンスか罰金100万円のどちらかを選ぶ方式だった。その後、視聴者や関係者から「刑が軽すぎる」「全く反省していない」という苦情が来たため、更なる重刑として同年10月4日に「大沼の宝物(Bell & RossとSinn社のダブルネームモデルの腕時計(15万円))川流しの刑」を再執行し、それを追いかけた大沼本人も川に流された。
1999年3月21日大沼朗裕ドケチ裁判(第2回)有罪判決のみ
1999年8月29日ヘイポーうすっぺら裁判(第1回)腰フリおばちゃんビンタの刑!!大沼朗裕
1999年11月21日
11月28日
12月5日
山崎邦正スケールが小さい裁判深夜の廃校でひとりぼっちのピアノコンサートの刑!!菅賢治
2000年2月20日ヘイポーうすっぺら裁判(第2回)人間ロケット東京巡りの刑!!大沼朗裕
2000年5月7日大沼朗裕ドケチ裁判(第3回)東京23区インド人ビンタの刑!!藤原寛
2000年11月19日
11月26日
12月3日
おちょこ松本人志セコセコ裁判セコセコためた松本の貯金の中から100万円を下ろしてパーッと使おうの刑!!菅賢治しかし、実際に打ち上げられた花火は57万円の一尺半玉一発だけ。内訳は花火代(57万円)に、花火の打ち上げに携わった6人分の人件費(15万円)とその他諸費用(28万円)の合計100万円。
2003年2月23日
3月2日
ヘイポーうすっぺら裁判(第3回)人間ブレーカーの刑!!田島雄一
2004年10月31日ヘイポーうすっぺら裁判(第4回)ひとりぼっちでホラー映画(呪怨2)の刑!!
2005年8月7日ヘイポーうすっぺら裁判(第5回)超至近距離でホラー映画(着信アリ2)の刑!!
2006年2月12日
2月19日
2月26日
浜田雅功考えられへん!裁判オエッで「かえるのうた」・「ドレミの歌」合唱の刑!!小林宏充
2008年2月24日
3月2日
山崎邦正コソ泥裁判!!蝶野正洋ビンタの刑!!中村喜伸他のお笑い芸人からパクって自分の持ちネタにしていたギャグを永久に封印させられた。
2010年6月6日
6月13日
浜田雅功天然裁判!!シルクとセクシーダンスの刑!!浜田は退廷時に扉に激突するという天然振りを炸裂させ陪審員を再度呆れさせた。
2012年9月2日
9月9日
浜田雅功天然裁判!!(第2回)ジジイと『なんやねん!』リベンジマッチの刑!!浜田が老若男女の素人50人と「なんやねん!」の一言で相手を倒す企画「浜田の真骨頂!今夜開眼 なんやねん50人斬り挑戦」(2012年7月8日放送)で、浜田が唯一ダウンを奪えなかった82歳の無職男性「竹井さん」と再度対戦したが、浜田はあっけなく敗北。「竹井さん」は松本にも挑んできたが松本も敗北を喫した。
2013年8月25日
9月1日
9月8日
西川きよししんどいわ裁判キ○タマシーンの刑!!
2014年5月11日
5月18日
浜田雅功老い!老い!裁判饅頭を奪え!!浜田地蔵 再びの刑!!
2021年2月14日
2月21日
浜田雅功老い老い裁判!(第2回)おおい埠頭の付近で、おおいし蔵助の格好をして、お〜いお茶を片手に、おいなりさんを食べながら、おいしいと言ったら、おいた爺さんにキックされると、痛がる間もなくカメラがグーンと引くので、おーいと叫ぶの刑
2023年5月28日
6月4日
NON STYLE井上 自己中勘違い裁判「ニンニク 口くさおっさんBOX」「チ○コマシーン」「パイバズーカ」3連続罰の刑井上の実弟・井上猛志が証人の1人として出廷。

なお、現在のスタイルになる以前には浜田が「整形疑惑」、和田アキ子が「男疑惑」、梅宮辰夫が「ヅラ疑惑」で裁かれた。無論3件ともネタに過ぎないものの、明らかな合成写真や捏造されたVTR、被告の関係者らによる虚偽の証言、さらには松本が開発したという「YES/NO」によるフローチャート(ただし、梅宮の裁判の場合では『娘アンナを可愛いと思う』など、被告に選択の余地がない設問がほとんどである)によって有罪が確定し、いずれも死刑判決が下された。浜田・梅宮の際の裁判長は菅が、和田の際は和田のマネージャーだった。浜田の「整形疑惑」以外で浜田は検事で、松本は教授役で登場し、証拠品やVTRを被告に突きつけていくものだった。